2017年12月10日

ほぼ超能力?

先日、3年生がこんな問題をやりました。

ア・・科学は事実のみを積み上げることで成立しているので、
   事案が正しいのか誤りなのかを厳密に区別するのが重要。

イ・・時として新しい発見で事実が否定されてしまう科学に
   ついて考えるためには、常に事実を疑ってみることが重要。

ウ・・科学はすべて実際には見えない「科学的仮説」の組み合わせ
   で成り立っているので、仮説の検証が何よりも重要。

エ・・事実のみで構築されてはいない科学というものを理解する
   ためには、むしろ科学的でないものを見分ける力が重要。


問題文は見せません。
読解力を身につけるためのトレーニングです。

読解と読書とは違います。
出題者の伝えたいことを正しく拾ってあげるのが読解。
したがって問題を解くにあたり
「高確率で正解ではない選択肢」
「絶対に正解ではない選択肢」
というのがあります。

たとえばこのような正答例だった場合

○・・ウチの母親は普段着で外出することがある

不正解の例としては

×・・ウチの母親は普段着では外出しない   (パターン嘘)
×・・ウチの母親は常に普段着で外出する   (パターン誇張)
×・・ウチの母親は普段着しか着ない  (パターン限定)

嘘・誇張・限定の3種類が王道なのですが、
嘘を出されるのは小学生までで、
中学の不正解例は圧倒的に誇張限定が多いです。

したがって誇張や限定を示すワード
だけ・しか・常に・・・・などが入っている選択肢は
答えである可能性は低くなります。

ただし、出題者もそのあたりはよく分かっていますので、
わざとNGワードを使った後に文章を否定してみたり、
二重否定で肯定を演出したりと
あの手この手で回答者を悩ませてきます。

が、正しく問題を読む技術をマスターできれば
正解率はグッと上がります。

ほぼ超能力?

ちなみに、上の問題、問題文なしの状態
うちの塾の生徒の正解率は70%を超えています。

中には5問すべて正解の生徒もいました。
(と、いうよりも深志・縣を狙うなら全問正解できなきゃダメ)


テクニックにおぼれてはいけませんが
困ったときには役に立ちますし、時間の節約にもなります。


タグ :安曇野

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Posted by 安曇野学舎塾長  at 21:54 │Comments(0)ためになる話

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