黄金期
昨年のゴールデンウィークに
うる星やつらのことを書きましたが
塾に来る中学生の中には
スラムダンクやハンター×ハンターなど
えらく懐かしいアニメや漫画が好きな生徒もいます。
どうやら親御さんの影響が大きいようで
『生まれた時から家にあった』
とか
『親と映画を見に行った』
と言う生徒が多いです。
とくに人気が根強いのはジャンプマンガですが
1990年代黄金期の作品が好きなのか
(ドラゴンボール・スラムダンク・幽遊白書)
2000年代黄金期の作品が好きなのか
(ナルト・ブリーチ・デスノート)
で、なんとなく親御さんの年齢が見えてきます。
ちなみに私にとってのジャンプ黄金期は1980年代
(キン肉マン・キャプテン翼・聖闘士星矢)
小学校でワックスがけがある日は
廊下で競うようにスカイラブハリケーンや
マッスルドッキングの練習をしたものです。
昭和~平成にかけては
今のように娯楽が多様化していなかったので
少年(少女)はみな同じヒーローに憧れました。
マンガだけでなく、服装や髪形などもそうで
街を歩けば皆が同じような身なりをしており
世代が同じであれば共通な話題に事欠かない時代
だったように思います。
令和になって多様性が市民権を得た反面
『選択肢が多すぎて
共通の趣味や目的を持つ仲間探しに苦労する』
ということが起きているように感じます。
特にスマホを持っていない子供たちの間では。
例えばスポーツ少年団ひとつとっても
昔は野球とサッカーと武道と水泳くらいしかなかったのに
今はバレー、バスケ、バドミントン、ダンス、陸上
などたくさんの選択肢があります。
子供が減っているのに選択肢は増えているので
各チーム人数集めに四苦八苦しています。
また現在、学校ではクラスになじめない子が多く
35人学級で5~7人くらいは空席になっているのが普通
小学校によっては児童のタイプに合わせて
6つも7つも支援級がある学校もあります。
そんな、お友達作りに苦労する子供が多い要因の一つに
趣味の多様化
が関わっているのではないでしょうか?
学校が子供同士の楽しい交流の場になるためにも
玩具メーカー各社はぜひとも
多くの子供たちが夢中になって学校で話をするような
かつてのドラクエやマリオのような
圧倒的熱量を持ったコンテンツの開発をして欲しいものです。
そして遊んでばかりでアホな子供が量産され
その子たちがみんなウチの塾にくれば
よい
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